ストーリー
生まれた直後に両親を亡くし、祖父母のもとで育った蒼井太陽。彼には、亡き両親がつけようとした名前があるという。祖父母も知らない「本当の名前」を知るべく、太陽はわずかなヒントを手がかりに両親を知る人々を訪ねていく。選評
“謎”を提示して読者を引っ張り込む語り口がうまいです。主人公の目が強く、印象的。背景や小道具にも力が入っていて、場面の気温や風、匂いが伝わってきます。直球すぎるタイトルは、少しひねってもよかったのでは。(編集部員・寺内)愛の贈り物(2019/02/14)
プロフィール
- 友藤みる(ともふじ・みる)
- 大阪府・17歳