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【スピンオフ企画】『夜明けの旅団』時代考証を大公開 ④(2018/08/09)


月刊「モーニング・ツー」(毎月22日頃発売)にて絶賛連載中の、片山ユキヲ氏が描くダークファンタジー漫画『夜明けの旅団』

第二次世界大戦中のヨーロッパを舞台に、“死霊”と呼ばれるリビングデッドとの戦いを描く本作は、ファンタジーでありながら時代考証にもこだわり、丁寧な「歴史描写」を続けています。

この作品の時代考証を務めるのが、かわぐちかいじ『ジパング』野田サトル『ゴールデンカムイ』髙橋ツトム『士道サンライズ』などに携わる歴史作家・時代考証家の後藤一信氏です。

本企画では、『夜明けの旅団』の原稿をチェックした後藤氏による「時代考証」を、インタビュー形式の記事で毎月公開していきます。




『夜明けの旅団』第5話を時代考証の視点でチェック!

——月刊「モーニング・ツー」2018年9号(7月21日発売)掲載の#5「Bless the beasts and children」をお読みになっての感想を、時代考証の視点から教えてください。

後藤 はじめに言っておきますと、今月は時代考証的な“間違い”の指摘は何もありません! 非常に素晴らしい原稿でした。ですので、今月はただのミリタリー好きの感想になってしまいますが(笑)、#5は攻守が目まぐるしく入れ替わる手に汗握る展開でしたね。序盤、ハニーバニーは「コルトM1851ネイビー」と、「モーゼルC96(モーゼルミリタリー)」の二丁拳銃で死霊と相対しますが、9ページ目で弾切れを起こしているシーンが印象的でした。






後藤 「コルトM1851ネイビー」の装弾数は6発、「モーゼルC96」の装弾数は10発。#4で入念な装弾の様子が描写されていますから、全弾装填済みなのは言わずもがな。つまりハニーバニーはこのシーンで、実に16発もの弾丸を発射したことになります。さて、ここからは私の深読みかもしれませんが……。死霊の亡骸の数を数えてみると、弾切れ直前の8ページ目で階段上に7体と、このコマで新たに1体を葬っているので、総計8体の死霊を葬った計算となります。16発を発射して8体。これまで百発百中の勢いで死霊を葬ってきたハニーバニーですが、心優しい彼は、やはり子供の死霊相手に本領を発揮することができなかったのかもしれませんね。そして、この優しさがのちに窮地を招くのですが……。ラストの絶望的な状況から、次号どう巻き返すのか。ノッポとおチビさんの名コンビの活躍から、目が離せません!






——ありがとうございました! 来月も宜しくお願いいたします!



後藤氏の時代考証を受け
全話加筆修正済みの単行本①巻は、
8月23日(木)発売です!

来月の「時代考証」も、乞うご期待!




後藤一信(ごとう・かずのぶ)

軍事関係を得意とする歴史作家・時代考証家。監修・時代考証などで携わった作品は、『ジパング』(かわぐちかいじ)、『ゴールデンカムイ』(野田サトル)、『士道サンライズ』(髙橋ツトム)、『アルキメデスの大戦』(三田紀房)、『決闘裁判』(宮下裕樹)、『夜明け後の静』(石川秀幸)、『群青戦記 グンジョーセンキ』(笠原真樹)、『新説!さかもっちゃん』(柳内大樹)など多数。プレイステーション版『沈黙の艦隊』では監督を務めた。
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プロフィール

片山ユキヲ(かたやま・ゆきを)
兵庫県生まれ。代表作に、『花もて語れ』『ふろがーる!』(以上、小学館) 『空色動画』(講談社)など。

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  • 夜明けの旅団 (1)

    モーニング・ツー

    夜明けの旅団 (1)

    片山ユキヲ

    発売日:2018/08/23
    定価:本体610円(税別)

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