ストーリー

本で読んだ透明人間の薬を作って飲んでみた結果、本当に透明人間になってしまった笹木ささきコウイチ。元に戻れないものの、在宅勤務で人間関係も希薄だった彼は、意外にも普通に暮らすことが出来た。ある日、久々に外に出たくなった笹木は、いきつけだったレストランを訪れる。すると見えないはずの彼に話しかける女性が……。

選評

非常に完成度の高い応募作でした。ストーリーに出て来るモノ・コトをすべて使い切ってきれいに終わったのは見事でした。そうした「技」だけではなくてキャラクターへの共感性も非常に高い! 僕は笹木さんにも三猫みねこさんにも会いたくなりました。乾いているのに(無駄に湿っぽくない)色気ある絵も魅力的でした。(編集長・宍倉)

完成度が高くてビックリしました。「もしも透明人間になったら」という妄想が、実にリアリティをもって描かれています。透明になってしまう主人公も、それに出会う女性も、実に人間っぽくて魅力的。構成も見事で、最後の最後まで応援したくなる恋物語です。あと少し、線を自分の思い通りに引けるようになれば、鬼に金棒です。(編集部員・寺山)

「透明人間」は描き方によっては、キャラクターまでうそっぽくなってしまう難しい題材だと思います。この作品は​その噓を違和感なく、むしろキャラの魅力にしてしまっているのが素晴らしかったです。描かなくていいところは描かず、しっかりキャラクターを立てられているので読み切りのお手本のような作品だと思いました。(編集部員・長沢)


透明人間そとに出る(2018/05/24)

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プロフィール

路田行(ロタイコ)
茨城県・26歳