ストーリー

北高吹奏楽部の1年生・中森なかもりは、音楽教官室で、顧問の酒井さかいと3年の佐々木ささきが抱き合っている姿を目撃してしまう。二人こそは、弱小だった北高吹奏楽部を強豪へと変えた原動力であり、二人の妥協しない姿に憧れて吹奏楽部入部を決めた中森は、ショックのあまり部活を休んでしまう。そして翌日、中森は佐々木に屋上に呼び出され——。

選評

登場人物に「熱」を込める力にけた著者だと思います。特に吹奏楽部の指揮者の先輩は、人として芯があるがゆえに苦悩やもろさもあわせもった人物として、よく描けていると思います。残念なのは、原稿の絵が雑なところです。急に「うまく」なるのは無理でも、「丁寧に」描くのは今すぐに実践できます。次作では是非。(編集部員・寺山)

顧問の先生、学生指揮者の先輩、部長、そして主人公。すべての登場人物に流れるひたむきさが、読み手を清々しく心地よい世界に引きずり込んでくれます。部活漫画の醍醐味だい ご みですね。登場人物たちのキャラクターが等身大の一歩先のかっこよさを備えていて、しばしばしびれるセリフを吐く。青春の快作。(編集部員・安友)

欲張りで「欲しいものは全部欲しい」と言い放ち、全力で手に入れようとする、先輩のキャラクターがとてもかっこよかった。そしてそんな先輩に引きつけられた主人公がラストで言うセリフ「私、先輩みたいに欲張りになります」に鳥肌が立った! キャラクターとセリフはとてもいいので、あとは画力と構成力をもっと磨いてほしい。(編集部員・加藤)


進め! 北高吹奏楽部(2017/09/14)

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プロフィール

筒井テツ(つつい・てつ)
福島県・26歳