ストーリー

時代は江戸、7歳の喜代は、幼子である弟の面倒を毎日よく見ていた。ある日、喜代は親族の家に初めて外泊することになったのだが——。

選評

歴史物漫画に挑戦する姿勢をまず評価したい。ただ作者が、この時代のどの部分を好きで、どこを描きたくて、作品にしたのかが伝わりにくかった。江戸時代だと思うのだけど、何年ごろ? 藩はどこ? 当時の将軍は?などまで掘り下げて考えてほしい。ひょっとして、丁髷や着物などフォルムの部分だけを描きたかったのかな?(編集部員・田幸)

現代の話ではないのですが、絵が安定していて、すんなりと物語の世界に入っていくことができました。読後感もよかったのですが、逆に「いいお話」すぎて、引っかかるものが少なかったように思います。読み手の期待や予想を、いい意味で裏切ってくれるような展開があれば、さらに魅力のある作品になったと思います。(編集部員・田岡)

絵が丁寧で、とても好感が持てます。主人公の健気なキャラクターも素晴らしい。ただ、なぜ江戸時代を舞台にしたのか、よくわかりませんでした。この作品の物語は、現代に置き換えても描けるものです。「江戸時代を描きたかったから」なのかもしれませんが、では「なぜ描きたかった」のか。その点をもう一歩踏み込んで考えてみると、作品に深みが出ると思います。(編集部員・寺山)


おとはちのお(2016/05/12)

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プロフィール

青瀬はな(あおせはな)
静岡県・35歳