ストーリー

文乃は、小さい頃から祖父と通っていた喫茶店が好きだった。だが、祖父もいなくなり、喫茶店も閉店の日を迎え——。

選評

全体的に絵のレベルが低調な中、絵がダントツで輝いていた。セリフをぎりぎりまで削りながらも小物をうまく使い、登場人物の状況、心情を見事に表現している。最後の方は読んでて泣きそうになりました。次は寂しさや切なさ以外の感情、喜びや怒りや楽しさ、ワクワク感の芝居や表情にも、挑戦してほしい。(モーニング・ツー編集チーフ・三村)

極力、文字を排して、絵の力だけで読み込ませようとする意欲を、高く評価します。手間のかかるカケアミを多用して、人物や背景まで立体的に仕上げようと努めている姿勢は、プロを目指していくうえでも、大きな糧となっていくでしょう。声にならない寂しさを、切ない背中で伝えられる画力も見事です。(編集部員・塚原)

終盤の見開きの絵には、魅せられました。言葉数をできるだけ少なくし、絵で物語を表現しようとする姿勢も、素晴らしいと思います。ただ、そのせいでわかりづらいところが多かったのも事実。読者に自分の描きたいことを伝えるのに、どれだけの情報が必要なのかを判断する「客観的な目線」を、今後は強く意識してほしいです。(編集部員・大道)


Green Days(2016/02/22)

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プロフィール

佐野裕一(さのゆういち)
京都府・20歳