ストーリー

僕の住む町を大雨が襲った。町は濁流に飲み込まれ、公園にはさまざまなものが流れ着いているらしい。危ないからやめなさい、と言うお母さんを振り切って、僕は公園へ出かけた。ケンカした友達と仲直りするために。

選評

新人賞に投稿される「ジュブナイル」の中ではかなり優れた作品だと思う。老人と小学生をシンクロさせて「命」を描くなど、青年誌的な大人の視点を忘れていない。カットバックが的確なので物語にたやすく入り込める。死生観の深さに感銘を受け、何度読んでも泣けてくる。今日が3月11日であることと無縁ではないかもしれない。(編集部員・藤沢)

作品に込められた怒濤ど とうの感情量と、それをストレートに伝える力に圧倒された。技巧だけでは到達できない、読んで心を動かされる、という鮮烈な「体験」をくれる作品。弱冠20歳の作者が、これから何を見て、何を考え、どう描くのか。本当に楽しみ! ネックになっている画力のなさは、とにかくたくさん描いて克服していきましょう!(編集部員・市村)

めちゃくちゃ感動して、何度も何度も読み返しました。20歳の若者が、たった一人でこんな作品を作れてしまうことが、漫画の可能性であり素晴らしさだと思いました。大げさに聞こえるかも知れませんが、この作品を読んで心震えるのは僕だけはないと思います。一人でも多くの人に読んでほしい作品です。(編集部員・平野)


豪雨(2018/04/12)

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プロフィール

桃山アカネ(ももやま・あかね)
岡山県・20歳